3月10日(日)13時半~16時、鹿児島市国際交流センターであったサヘル・ローズさんの講演会に行ってきました。
サヘル・ローズさんについて以下の動画を貼り付けておきます。ぜひ、見てください。
「JOINnovator!」 vol.18 サヘル・ローズ [俳優・人権活動家]
サヘル・ローズさんは、イラン・イラク戦争の空爆により、4歳で家族と生き別れ、7歳までテヘランの孤児院で暮らしていました。その後、養母との出会いにより8歳で日本へ来ました。
実際、戦争を実体験し、それがどのように一般市民の人生に影響を及ぼしていくのか、リアルに伝わってきました。
以下、断片的ですが、私のメモ書きより。
4歳から7歳までいた孤児院で感じていたこと、それは窓から見る外の破壊された町は復興され、立体的になり、変わっていくのに、内にいる私たちは何も変わっていかない。
ローズさんは、7歳の時、のちに養母となる女性と初めて出会った
その人の瞳に自分が映っていることを感得できたとき、初めて“この世に生まれた”と感じた。
人の心の貧困をどう埋められるか?
人は、自分を必要としている存在がいるか、居ないか?
テレビで見せられているだけが戦争ではない。この世界には、至る所に戦争、紛争が起こっている。
戦争とは、AとBの戦いではなく、支援の背景も加担している。
どちらかの善悪を決めてしまう。
今、私達がいるこの状態を当たり前だと思わないで。
自分の行動が、戦争に加担しているかどうかを考えてみる。
憎しみの連鎖を起こさない。人を許し合うこと。
人間が戦争を始めている。世界に対して無関心でいることが生み出している。
無関心でいると、国の責任を負わされる。
感想
ローズさんは、人との出会いこそが、生きる力である、と今、ここに存在している自分が多くの人に助けられながら生きて来られた人生を振り返り、話をしてくださいました。
苦しい困難な時に、自分のことを気にかけてくれる人の存在がああったことが、今の自分(ローズさん)を生かしてくれてきた、と実感されているからなどいうふうに感じました。。
また、自分が精力的に行っている国際協力支援活動についても、その活動が含む両義的な意味合いも十分認知しながら、ともにこの地球上で生きる命の存在として、自分ができる精一杯のことしておられることに、頭が下がる思いでした。
苦しい環境にいる人達のことを忘れてしまわない。自分にそう、言い聞かせていきたいです。
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