6月17日(土)「生協協同組合コープかごしま」さんの主催で、『平和のつどい』が鹿児島県民交流センターで開かれました。
「6.17」とは、1945(昭和20)年6月17日に鹿児島市が米軍の大空襲をうけた日です。
鹿児島市内でも、各所で以下の慰霊祭が行われていたようです。
〇6月17日 鹿児島市易居町みなと大通り公園にて、空襲で犠牲になった民間人を弔う慰霊碑「人間之碑」への献花式
〇6月18日 太平洋戦争末期の沖縄戦で命を落とした鹿児島県出身者を悼む慰霊祭 鹿児島市護国神社
〇6月18日 鹿児島市広馬場通りで鹿児島大空襲で亡くなった人を悼む慰霊祭 広馬場通り慰霊碑前
生協コープさんの「6・17平和のつどい」の取り組みは、1984年から始まり今年で37回目です。私も2015年から参加させてもらっています。
今年の平和のつどいの前半で、体験談を話してくださった方は、中精一さん(89)でした。
中さんは、昨年、当集いでもお話をしてくださった方です。
(2022年 戦争と語り継ぐ集い 後半部分で中精一さんの話を聞く)
南日本新聞2023年6月17日14面に体験談も掲載されていました。
(戦争を語り継ぐ かごしま 南日本新聞デジタル版)
中さんのお話は、空襲の体験談だけではなく、その後の人生で戦争に勝った国の人との関わりから、戦争に勝った国の人でも、戦争で父親を亡くし、父親を知らない深い寂しさを抱え続けている人と出会った体験も話してくださいました。
後半は、伊集院高校(日置市)の演劇部による「See you tomorrow」が上演されました。
三島村の黒島に不時着した特攻隊員を題材にした劇でした。
高校生とは思えない素晴らしい演技で、見ている人々ひとりひとりががその時、その場所にいて、その劇の中のどこかに存在しているような気になってしまった、そんな空気につつまれた時間、空間でした。。とてもせつなく、体験者が語る戦争とは違う形で戦争とはどういうものか、ということが伝わってきました。
戦後78年目、2023年に存在していた私たちがどんな想いを未来に繋ごうとしていたのか、振り返る資料として当日配布された資料を添付しておきます。
参考資料:生協協同組合コープ「2023・6.17平和のつどい」配布資料
南日本新聞 2023年6月17日・6月18日
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