4月活動報告:「GATE」映画上映会とスタンディング

2025年

「戦後80年 アクション平和を願ってアクションかごしま」の今年、第2弾の活動として、4月6日(土)核廃絶を訴えるドキュメンタリー映画「GATE」の上映会を国際交流センターでしました。

会場後方には、原爆投下後の様子が撮影された写真の原爆パネルも展示し、来場者に見ていただきました。
来場者は、約30人位でした。
    2025年4月11日付南日本新聞

 映画の内容は、2005年7月、福岡県八女市で保管されてきた「原爆の火」(被爆地の残り火」を、核実験が初めて行われたアメリカのトリニティーサイトの地に戻し、負の連鎖を終わらせようとする僧侶たちの物語。
 サンフランシスコからニューメキシコ州までの2,500キロを行脚する僧侶たちに、米国民らが敬意を持つようになり、各宿泊地では地元民や各国からの旅行者と交流しながら、核廃絶への思いを共有していく。
 核実験が行われた場所で「原爆の火」を燃え尽きさせ、灰と土を核保有国の首脳に送った。
              参考資料:2025年4月11日付南日本新聞 兵頭昌岳記者

感想 山下春美

・20年前の戦後60年目に、負の連鎖を止めようとした行動は、20年後の今、なんの影響ももたらさなかったのか、と嘆きたくなりました。現状は、増々悪くなっており、核兵器保有が戦争抑止力になっている、という意見も生み出され、核爆弾のスイッチが、誰かによって衝動的に押されても不思議ではない世界を生きているのが実態だと思います。
 映画の中で、行脚中の僧侶に、アメリカを旅行中のあるヨーロッパの国の人が、「日本とドイツは、権力者に追従してきた歴史がある。権力者についていっちゃだめだよ。」とアドバイスしている場面が撮られていました。その事実の今を生きる私たちは、しっかりと俯瞰しながら生きる必要があると思っています。

4月9日 (水)スタンディングと「平和を願うおしゃべり会」

 昨年の11月から毎月9日に鹿児島中央駅東口までスタンディングをしています。
「何のため?」「どんな意味があるの?」「それで、戦争が止められるの?」

 いろいろな感想を持たれる方がいると思いますが、この地球上に存在しているいのちが、同じ“人間”という種族同志の争いによって、殺し、殺され、ていくその事実を知って、何もせずに日々暮らしていくことのできない人の衝動としての表れだと思っています。

 今月は、4月6日の映画を観に来て下さった方が1人、一緒にスタンディングの仲間に加わってくださいました。 無意味と思われることかもしれませんが、同じ思いを持つ人々と共に立てることの喜びを感じる時間です。

 先月から、スタンディングの後に、「平和を願うおしゃべり会」をよかセンター7階の和室で、1時間程度しております。今月は、イサム・ハッサンさん(エジプト出身)を囲み、最新のガザ・パレスチナの話を聞きました。
 日本という島国に住んでいると、大陸に住んでいる人々の感覚や価値観を知る機会がありません。
 イサムさんの話を聞くことでイスラエル・パレスチナの争いの背景にある長い歴史について知ることができました。

聞き、語り合うことが、世界を知ることに繋がります。

次回は、5月9日です。ご参加、お待ちしております。

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