垂水丸の沈没事故は、戦闘や空襲、爆撃で多くの人が亡くなった出来事ではなりませんが、戦争の影響により引き起こされた悲しい出来事です。
毎年、大隅史談会が主催し、その出来事の継承活動に取り組んでおられます。今年は、下記の日程で垂水丸沈没にかかわる資料展示と当時の時代背景として満州国の存在について関連する「満州切手展」も同時展示してあります。満州切手は、霧島市在住の赤崎雅仁さん所蔵の品です。
今から80年前の錦江湾の海に、おおよそ540名ほどの人々が何故、冷たい海に沈んでいかなければならなかったのか、その原因も今の時代と重なり合わせながら、考え、見ていただきたい貴重な展示会です。
ぜひ、お足をお運びくださいませ。
日時:2014年 年2月1日(木)~2月25日(日)(5日・13日・19日は休館)
場所・垂水市立図書館 無料です。
『第6垂水丸の沈没事故 ウィキペディア(Wikipedia)』
「第6垂水丸慰霊碑」
大隅史談会 開催趣旨 会長 瀬角 龍平さん
太平洋戦争中の昭和19年2月6日に垂水で起こった、第6垂水丸の沈没事故では民間人、軍属含めて540名もの尊い命が一瞬にして失われ、日本の海難史上2番目の悲劇となりました。(令和5年4月1日現在)そしてその犠牲者は垂水市を始め鹿屋市、南大隅町、肝付町さらに曽於郡、鹿児島市にまで広域に及んでいます。
垂水市においては垂水市教育委員会、垂水史談会を中心に毎年2月に体験談を聴いたり、体験記の朗読、記録展示等を行うなど、この悲劇を語りつぐ活動を行ってきております。しかし、ここ数年、高齢化とコロナ禍などにより垂水市の会場だけでは第6垂水丸の事故のことを語り継ぐことが難しい状況となりつつあります。
沈没事故が起こってからちょうど80年目を迎えます。大隅史談会では昨年に引き続き、事故の犠牲となられた方々の市町に出向いて沈没事故のことを忘れない活動を広く行いたいと考えております。
お問い合わせ【連絡先:瀬角 090-2586-1714】
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