「戦後80年平和を願ってアクションかごしま」主催
2025年11月30日(日)よかセンター 第一会議室 午後1時半~午後4時
参加者18名
「戦争をしない、させない、平和を創るために」わいわいトーク(全員参加型)


今回は、前半の1時間を二人の方(天羽浩一さんと瀬下三留さん)に登壇頂き、テーマについてそれぞれの意見と司会(山下)の質問と参加者からの質問に答えてもらう、という形式で行いました。
後半の1時間を参加者を4グループに分けて、グループトークをしました。
最後の30分間で4名の方から感想発表と各団体活動をしている方から今後の活動企画案内のお知らせをしてもらい、終了となりました。
「抑止力強化による平和構築か、平和外交による戦争回避か、互いの交錯する地点を探る対話 9条を問う/日米安保を問う」天羽浩一さん 配布資料
参加者の感想
■素晴らしい勉強の機会を与えていただき、有難うございました。協議、意見交換を通して、いろいろな問題点が浮き上がり、今後の手がかりを得ることができました。今は共有の問題意識を幅広く共有できたらいいなと思うことでした。
■アメリカの軍事力に頼る、頼らないフィリピンを巡って~~宿題。
■参政党の歴史観が若者に広がりつつある状況にもんもんとしていましたが、今日は共有でき、この悶々としている事項を、ひとつひとつほぐしていきたいと思いました。有難うございました。
■お忙しい中、この場と時間が設けられた事が大切なことであり、感謝します。と申しますのは、「平和」を語ることの難しさは、若者に興味と時間を持ってもらえることのことであったり、日常以外に興味をもたれなかったりする事です。しかし、今日の参加者は大切な仲間だと思えました。
■平和を追求(反戦)するための行動を行うのは大切だと思う。
■関心をもって、少しでも深く考えたいと思うことが続いていくように。
■軍事力より平和外交に力を入れていく事が大事だと今日の皆さんの意見だったと思いました。
■参加者が少なくて残念でしたが、内容は良かったと感じています。来年、第3回目が開催できれば・・・・。
■台湾・中国はひとつの民族で、戦争をする必要はないと思う。話し合いで解決すべき。
もし武力でという仮定で、ありもしないことで戦争になってしまうのは、愚かなこと。
映画やドキュメントで戦争の一面を知ることができる。軍隊は国民を守らない、犠牲は国民(子供、女性、兵士、下々の者、etc)
■とっても意義ある集まりでした。テーブルでのディスカッションが一人ひとりの意見を聴くことができました。特に女性の方のお話は、知識も多くもっていて良かったです。
次回を楽しみにしています。
■戦争がもとづいて法律ができたということ。歴史を学んでいきたいです。皆様でお話を聞かせていただき、戦争への深い話を聞き、これからの学びにいかし、いろいろな方にお聞かせしていきたいです。喋る場があり、軍隊は国民を守らない!!とても心ぐるしいです。
(過去から学んでいきたい)本日は貴重なお話を聞かせていただき、有難うございました。
■皆さんがどのように感じたかわかりませんが、私は良かったと思いました。
皆さんがどんな考えを持っているのか、また違う考えをどのように感じるのか、平和を構築するのに何がいいのか、考える機会になれば良かったかな、と思いました。
またいつかこういう機会があればいいかな、と思います。
■前回と違い、今回は最初の一時間に、意見が違うであろう、と思われるお二人に登壇していただき、それぞれに意見を伺った。それが、後半のグループトークでの積極的な意見交換に繋がったのではないかと思う。関心のない人達にどのようにアプローチしていけば良いか、という私の質問に瀬下さんが、「身近な人達と政治の話をしていけばいいと思う。そうすれば、自然と防衛や外交の話に繋がっていくのでは。」と言われた。天羽さんは、「それが分からないから、どうしたらいいかと思っている。」と言われた。まさしく、私たちがそのことを後半のグループトークで話していけば良いことだと思い、そのことができた。当日まで、いろいろモヤモヤしていたが、良い会になったと思う。参加者の方に感謝です。(山下)

まとめ 主催メンバー:天羽浩一さん
「戦後80年平和を願ってアクションかごしま」の一年が終わろうとしています。
「戦争をしない・させない」を願った自由な市民の集まりでした。今年は他にも様々なグループや団体が戦後80年を考える集いを企画・実施していました。
例年に比べて「戦争と平和を考える」活発な活動が展開されたと思います。しかし、私たちの声が少しでも社会に届けられたかと言えば、心もとない限りです。そればかりか社会的状況は私たちの願いと真逆の方向へと舵を切ろうとしているかに見えます。
特に高市政権誕生以後急激な変化が見られます。勿論この変化は前々からあったものが可視化されてきたということがあるでしょう。特にSNSの影響力が大きく、テレビ新聞等すらSNSの影響に振り回されているようにも見えます。日本国内だけでなく、世界的に排外主義や軍拡、自国ファースト的主張が拡がっているようです。
またAIの急速な広がりで、人と人との直接対話が軽視され、生成AIやネット空間の中にしか価値あるものが存在しないかの様相です。
私たちはアナログだから、「それでいいのよ。」と変化を求めないのも一方法かもしれないけれど、若者に声を届けたければ、私たちも何か方法を変えていく努力が必要かもしれません。
「声をあげる」ことは価値ある自己表現だと思いますが、自己表現から更に一歩、二歩と見知らぬ他者と出会い、共有し繋がっていければと思います。
来年2026年、「アクションかごしま」がどうなるかは参加メンバーの話し合いの結果によると思いますが、活動を続けるとすれば、常にリニューアルしていく姿勢が大切ではないかと思います。勿論「変えないところは変えない」ことも大切だし、「戦争をしない・させない」は変えてはいけない原則だと思います。
みんなのアイデアを持ち寄って、もう一年やってみようという気力が湧く企画が生み出されればと思います。私も後ろの方から身体と相談しながら何とかついていきます。

コメント